子供の近視予防と視力回復

オルソケラトロジーとは

目が悪くなり、視力が低下してくると、周りの世界がだんだんぼやけてよく見えなくなってきてしまいますよね。目が見えなくなってくると、どうにかして元の見える状態に近づけたいと誰もが思うはずです。

 しかし、視力回復について調べてみるとよくわからない単語や医療用語なんかがたくさん出てきて結局何が何のことなのか、わからなくなってしまい、あきらめてしまわれるという方も多いのではないかと思います。

 視力の回復をしたい!と考えられている方の中には遠視でお悩みの方もいれば、乱視や近視でお悩みの方もいらっしゃるのではないかと思います。遠視や乱視でお悩みの方には大変申し訳ないのですが、ここでは近視を矯正できる可能性を持つ治療法である「オルソケラトロジー」についていろいろとお話をしていきたいと思います。ではそもそも、オルソケラトロジーとは何でしょうか?まずはオルソケラトロジーとは何なのかについてお話をしてみたいと思います。

 オルソケラトロジー(Orthokeratology)とは簡単に言いますと、主に近視を矯正する治療法の一種です。オルソケラトロジーというとなんだか難しくて怖そうな治療のような気がしてしまうかもしれませんが、矯正方法自体は、夜間、寝ている間に矯正用のレンズを着用するだけという非常にシンプルなものです。その方式から「ナイトレンズ」とも呼ばれます。オルソケラトロジーは、近視の矯正治療として有名なレーザーによる矯正手術(レーシックという治療法)などに比べて、直接目に手術等をするわけではありませんから、リスクも少ない矯正方法であるといえると思います。

 そんなにいい矯正方法ならどうして有名じゃないの?と不安になられる方もきっと多いのではないかと思います。オルソケラトロジーは普通の眼科に行っただけでは、治療を勧めてもらえる治療法ではありません。例えば、目にモノモライが出来たとして、眼科に薬をもらいにいったとします。そうするとお医者さまは診断をして、治療薬を処方してくださいますよね。それは、その治療が保険でまかなうことができる治療だからスムーズに診察していただくことができるものです。

 オルソケラトロジーは1971年から本格的にアメリカで近視治療の一種として始められた治療方法であり、その起源は300年前に遡ると言われている治療方法です。しかしながらまだまだ発展段階にある治療法でもありますから、オルソケラトロジー用のレンズを製造する許可を得ている会社は非常に少なくなっています。また、日本では、保険外治療となっていますので、オルソケラトロジーの治療を施してくださる眼科はそれほど多くはありませんし、自分からオルソケラトロジーについて調べて施術を施してくださる病院に行って話をしない限り、なかなか施術をしてもらうことはできないのが現状です。

 それでも、オルソケラトロジーの施術を施してくれる眼科の病院の数は少しずつではありますが、増えてきていますし、インターネットの普及によって、誰でも知りたい情報を調べることができるようになり、オルソケラトロジーの認知度も上がってきています。

 オルソケラトロジーの近視の治療方法は夜間に専用のレンズを着用することです。でも、それがいったいどうして近視の治療に役立つのかわからないままですと、なかなか治療に踏み切ることができないのではないかと思います。オルソケラトロジーがどうして近視の治療に役立つのか、本サイトではオルソケラトロジーと目のしくみについてお話をしていきたいと思います。

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